それでは、防音工事とはなんでしょうか。
あいはうすでは防音工事を「周辺の暗騒音レベルに調和した遮音をおこなったうえ、防音室の内部で快適に音楽の演奏やリスニングができる音の環境を整える工事」であると考えています。きっちり遮音ができている部屋でも内装の仕上げが硬いものばかりだと反射音がひどく快適に音楽を聴く環境とはいえなくなります。逆に反射音が少なすぎるとまた問題です。お客様の好みにもよりますし、やりたいことによっても室内環境は変わってきます。
身の回りのほとんどの建築材料は反射材です。あいはうすの防音室は、遮音壁の上に単にビニルクロスや木材を貼り付けたり、アコースティックパネルを立てかけるだけなどの仕上げは行っておりません。仕上げ材の反響で耳障りな定在波が発生する部屋など、とても快適な音場空間とはいえないと考えるからです。また、グラスウールマットなどを使用している例も見受けますが、確かにグラスウールマットは吸音材料です。しかし、グラスウールには遮音効果はほとんどありません。つまり、グラスウールに吸音された音はグラスウールの裏にある壁(通常遮音壁や石膏ボードなど)に跳ね返されほとんどがまた部屋の中に戻ってきます。これではまったく意味がありません。私たちはお客様の好みにより、反射させたい音量をきっちりと数値化し最高の音響空間を提供いたします。
あいはうすでは、お客様とのヒアリングをなによりも大切にし、現地調査を重ね世界でたった一つの防音室を作り上げていきます。写真の防音室は、季刊ホームシアターNo.44号に掲載された真空管アンプのためのリスニングルームです。もし興味がございましたら、この部屋で視聴をすることもできます。(福岡県限定ですが・・・)ぜひ他に類のない広がりある音を体験してみませんか。
防音扉も、ひとつづつお客様に応じたものを設計し工事をするスタイルをとっています。あいはうすの防音室は、既製品を一切使いません。だからこそ、お客様のニーズにあった個性豊な防音室を提供できるのです。