私が船を買うまで。第十五話

プレジャーボート

私が船を買うまで。第十五話 アメリカ編 ケイスケ米国に立つ

結局、思いにかなった船は見つからず、免許の結果も自己採点のまま私はアメリカへ向かった。弟がロスアンジェルスに住んでおり輸出入の仕事と並行してバスガイドをやっており船を買うためにいろいろ相談に乗ってもらっていた。

バスガイドといっても

「右に見えますのが東京タワーです。」

のバスガイドではない。ブラックバスのフィッシングガイドである。今回は仕事半分、釣り半分の気持ちで渡米したのだが、船をめぐるてんやわんやで心を半分日本に起きてきたような気がする。

LAX国際空港には弟が迎えに来てくれていた。弟夫婦の住むロングビーチまでは車でおよそ1時間の距離だ。いつきてもロスアンジェルスは温暖で気持ちがいい。高い建物が全くないためどこかのんびりと感じられる。まず、軽く腹ごしらえをして近所のショッピングセンターを回る。

「にいちゃん、俺の船、見に行く?」
「いくいく。」

ということで、弟の船を見に行くことになった。

これが弟の船。トライトン18フィート。150馬力のエンジンが乗っていて100Km程度はでるそうだ。かっこいいなあ。ガーミンのサイドスキャン付き魚探が二台インストールされているというぜいたくな仕様。

アメリカという国は遊んだりショーを見たりするには世界で一番楽しい国だと思います。特にカリフォルニアは一年中、半袖ですごせるような温暖な気候。食べ物がどうかというとアメリカのプライムリブは世界最高だ。アメリカには日本のような居酒屋や一杯飲み屋がほとんどないので夜はレストランに行くことになる。物価は日本の倍ぐらいと思って間違いありません。ビールもうまいですね。私はクアーズみたいなライトビールよりサムエルアダムスのような重いのがすきなのでたまりません。日本にはこの手のビールないんですよね。

スーパーマーケットにはビールやワインなどの軽いお酒は置いてありますがハードリカーはほとんど置いていない。アメリカはキリスト教の国なので酒にはかなり厳格だ。今回は半分仕事がからんでいるのでラスベガスなどの遠方の観光はなし。近場をうろうろすることになっています。それにしてもわくわくします。アメリカでよい船に出会うといいけど。

つづく